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おそらく眠気を堪えてようやく見終えた映画の感想、とりわけ、この身勝手な主人公と都合が良すぎる女をどう思うのか訊けば、男ってそもそもこういうもんでしょ、と言う。
ケモノフレンズであるにも関わらずケモノしないということが何日か続き、単なるゴッコような感じになってしまっていて、なんとも退屈な様子である。それでも証拠隠滅を図るときは自分を健気だなと思ったりする。
外に出なければ何もないが、それより、みたいのがあって、相変わらず不在にしている。ここにはバーが無く、ガールズたちがひしめくものはあっても実際のところは空洞である。

1,500万円のアレについて訊ねたところ、およそ20人が入荷待ちだという、夢のある話があった。
「よろしければご連絡差し上げましょうか?」
関係ないけど、元カノがぼくの家の近所の大学に通っていたそうで、それはともかく大学なんか行かずに就職してお金を稼いでいたほうがよかったとバーテンは後悔していた。