プワゾン

震える手で握ったカッターナイフを電話のベルによって下ろすように、今ある感情をさらけ出すのがこの場合なら、愛想を尽かされるほど(爆笑)日記が書けなくなってしまったのはどういうわけか、遭遇した高速バスの事故が俺を変えてしまったのか、あるいは関西東京を往復するうち決定的にフラれてしまったバカバカしさを癒すためのジャズ、セットアップスーツの夢想のうち、今でも書けるのは君と出会ったエスペシア、あれはどうして俺の涙腺(便宜的表現)を揺らしてしまったんだろうね。バブルがはじける、その瞬間をディスコで切り取る。さびしさだとか、そいつがミラーボールを静かに回すなら、俺はメロウで、号泣したっていい。