イズ・インターナル・セクション

多分きっと忘れていないことは会えばまた思い出す。いやな気持ちは込み上げない。けれども食後にはまた思い出す。彼氏に車のボンネットへ頭をガシガシぶつけられた子の例は大袈裟だとしても、本当に落ちてしまったらしょうがないよね、という話はシクシクとリフレインする。俺だって散々な言われようだったのに。

告白すべきことがいくつかあるが黙っている。「君には秘密がないの?」と言われた答えはきっとそれであって、腐りかけの手首を新聞紙に何重にもくるめた、しかもそいつが英字新聞だったりするのが可笑しいね。しゃれたリボンで結んでみても 、あんたはきっと受け取らない。俺にはわかっているいくつかのことが、どうやらあんたの鼻につくらしい。くだらないことばかり話すのは、そうじゃないだろうって、それがきっとあんたの言ってたそれなんだ、と。