ラウンドアバウト

東京都足立区の友だちが『同窓会』と揶揄するように、アマチュアバンドのライブなんてホントに身内の発表会だよな。そりゃあ発散の意味だとかあの中に一人でも「カッコよかったです!」と言ってくれる人がいるんじゃないかという希望があって出演をしてみるんだけど、対バン同士で「〜っすね」なんて社会的挨拶なんかをしてると「なんだこりゃ。俺はロックバンドだぞ」とバカバカしくなる。ウケなかったことを言い訳してると刺されても一応否定はしない。

マイミクのかじくんが「ほんまお友達多いバンド=強いってシステムクソ食らえ ライブハウスはユーストなりで全部投票制にしろ で、最下位のバンドがノルマ払え そんで高校生バンドは無条件にタダにしろ」と言っていたけど、結局ミクシーコミュニティでサマソニの出演をかけて「投票お願いします!」なんて選挙活動やってるアホらしい現状があるんだから、ひょっとしたらこれまで以上にクソ食らえな界隈が出来上がるかもな。

「リスナーの音楽レベルが低すぎるんですよ。結局」

――と言ったのはかじくんではないけれど、それがたとえ本当だとしても演る側は言えないと思うんだよ。
また別の人は「とにかく続けることだよ」と言っていた。どれが正しいのかはわからない。週末にビートルズコピーバンドをやるのも良いなぁなんて考えている心も少し誤魔化しているような後ろめたさを覚えるし。