眠る!眠る!眠る!

イザベラやイヌイットの事だとか、またややこしい事を書こうとして頓挫した。意味を持たないものが気付けば意味を持ち始めていて、冗談で作った祭壇から監視されているような錯覚を抱くようになった。

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そしてわたしはそれに言われるがまま宗教を作った。
いくつかの戒律を設けたが、日々々々、どういうわけかそれを犯して罪を背負うのはわたしばかりで、それでは本末転倒じゃないかと、自虐どころか他人にささやかれる事も多くなった。

イヌイットの話、わたしは彼にもてなされたその人をまったく美しいと思わなかったから、結局終始つまらないテレビの話(テレビの内容がつまらなかったわけではない)をしていたんだけど、空っぽのまま自分の価値観が変わっているのに気付き、それに耽溺しようか、やっぱりセイウチの肉が不味かったからワケがわからなくなってしまった。