あなたはもういない人になる寸前です

日曜の繁華街に出てみれば、突然自分は叫び出して倒れてしまうんじゃないかという妄想を常に抱いている。職場で集合写真を撮ったところ、一人わずかに離れて外側を向いている自分が映っていて、そういう性根が昔から変わらず、なかなか度し難いなと思う。体重が減っていく。

会話の共通点がない輪も当然しんどいが、そこに無理やりねじ込む結果がうまくいかないことも多々あるし、便宜的なサブカル方面もちょっとベクトルの違う感じがしてうまく続かないし、どちらにしてもあまり仲良くなりたくないタイプの人が多くて、本当に仲良くなりたい人と心の底から楽しく共有できる話題って何かあるだろうか。

実際はオレたちに時間の余裕なんてほとんど無いんじゃないかと思ったら、だからといえば悠長で、構えていればそのうちなにかチャンスがやってくるとでも言いたげな顔、こないだの夜も腹の立つ出来事があって、それを記そうかと思ったが、なんだか不健全な気がしてやめる。

もしも、普段絶対にキスなんかしたくない相手とキスをしたなら、君は明らかに飲みすぎだろう。

君が堅実な人生について考えるとき、駐車場を経営することとか、そういうことを浮かべる。

オレは今、センスの感じどころのない人が間借りのバーを始めるところに立ち会っていて、行方がどうなるかが気になるのである。