コールドショット

寝起きの頭はあの酒が微妙に残ってる翌日の感覚で、どうしようと考えてもヤハリ憂鬱であった。淫夢もよく見る。
ここのところは青木さんの事ばかり考えていた。けれど彼女はここのところには居ないのであった。修道院にでも行こうかと思ったんだけど、雨が降っていたからやめた。それに彼女らがわたしに何らかの干渉をしてくれるワケでもない。そのままひどい気分で食事に行って、忘れ物をして帰ってきた。まだあのビデオは観ていないし、じゃああなたの気持ちを逆に考えたら自分だけがひどくピエロだったのではないか?と思えそうで、まだそれは紙袋へ仕舞ったままになっている。