いま、何時?

社会に迷惑をかけるほど泥酔して帰ってきた翌日は、すでに駅周りで指名手配でもされてるような心地になり、悪い夢を見ているときのような不安感がある。クリーニング屋へ行かなきゃならないのに足が重い。

こんなに酔ったかというほどのベタベタな千鳥足で交差点を横切る。空間認識能力はほぼゼロに等しく、車にドカンと撥ねられる目に遭ったときには誰が自分に気づくだろうかと、風邪をひいたときのようなことを思う。――といえばスケボーで骨折をしたときもたまたま電話を持っておらず、10分ほど路上でうめいていて、偶然通行人に発見されなければ自分は本当にどうなっていたのか。

ながらでかけた洗濯機はすでに作業を終えていて、まだ手を付けないまま放置されている。クリーニング屋に提出を済ませたら駅前で原付を回収して、気になっていた店に行く。それにしてもやっぱり交差点では車に撥ねられる不安がいつもある。
晩ごはんはどうしようか。